11月23日に鹽竈神社の「初穂曳(はつほびき)」が行われ、伊勢神宮に倣った木製の奉曳車(ほうえいしゃ)重さ7トンと子供用2トンの合計2台が市内を練り歩きました。自然の恵みに感謝する新嘗(にいなめ)祭行事で、 今年の新穀を始め山海の農水産物を満載した奉曳車に載せて収穫物を神前に供え、今年の豊作豊漁を祈願するお祭りです。鹽竈神社では祭典に併せ、市内より地場産品を満載した奉曳車を揃いのはっぴ姿で境内まで曳き入れ、神前にお供えします。これを初穂曳きといいます。同神社の神田で今秋収穫された米(初穂)をはじめ、野菜やマグロ、地酒など2市3町から献上された地場産品が積まれ、約1・5キロの道のりをゆっくり巡った後、神社に奉納されました。当日は小雨降る中、法被姿の約1100人の氏子や子供たちは「収穫祭にはふさわしい恵みの雨」とばかりに今年の豊作豊漁を願い「エンヤー、ヨイショ」の掛け声勇ましく奉曳車を引いていました。
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