塩釜において弥生灯火会を行った翌日、震災からちょうど1年後の3月11日に、多賀城政庁跡において「史都多賀城万灯会~3.11復興の灯~」が開催されました。
多賀城市と友好都市である福岡県太宰府市と奈良県奈良市と同時開催し、点灯も同時刻に行われました。
政庁跡を埋め尽くす数の灯籠を、市役所職員さんや有志団体の皆さん、遠方より駆けつけてくれたボランティアの皆さんとともに取り組んでおりましたが、なかなか思うように作業は進まず・・・現場におられた皆さんの力をお借りして担当エリア分が完成しました。
カウントダウンとともに点灯が行われ、市内小中学生の皆さんや仮設住居にお住いの皆さんの想いが灯に照らされた会場は、とても幻想的な空間となっておりました。一つひとつの灯は小さくても、たくさん集まれば、暗闇の中でも近くの人の表情がわかるくらい明るくなります。
最後の方では小雨も降り始め、昨年の「いま」を思い返しつつ、鎮魂と復興の祈りをこめてご覧になっていた方も多かったのではないでしょうか。