公益社団法人日本青年会議所東北地区宮城ブロック協議会
第49回 宮城ブロック大会 in 国府津(こうづ)のまち塩釜

 宮城県は、宮城県地方創生総合戦略の計画期間最終年を迎え、今後の未来を考える岐路に立っております。我々青年世代には、これまでまちを創り上げてきた先人達の魂を受け継ぎ、人口減少問題をはじめとする地方が抱える課題を、先送りせずに解決へと導く使命があります。今こそ、まちの持続的発展を可能にする仕組みを構築し、活気溢れる宮城を実現しなければなりません。
公益社団法人日本青年会議所東北地区宮城ブロック協議会、第49回宮城ブロック大会in国府津のまち塩釜(以下「宮城ブロック大会」という)は、全てのまちが海に面する、塩竈市、多賀城市、七ヶ浜町、利府町、松島町の二市三町を活動エリアとする、公益社団法人塩釜青年会議所が主管致します。
 この地域は、奈良・平安時代に陸奥国の国府が置かれていたことから、西の太宰府、東の多賀城と呼ばれ、古代東北の政治と軍事の中心として役割を果たしてきました。そして、その城下町を支えたのが、港町として物流を担い発展を遂げてきた、津のまち塩釜であります。塩竈市は、東北一小さな市ではありますが、仙台塩釜港が国際拠点港湾に指定されており、物流の拠点である港を中心に経済も発展してきました。また、松島湾に面した漁場は、豊富な栄養素を含んでおり、牡蠣や海苔の養殖が行われるほか、塩釜港で水揚げされる魚介類は、新鮮で美味しく、県外からも求められているほどです。そして、日本三景・松島の一部を構成する浦戸諸島には有人島があり、海水浴場のレジャースポットやラベンダー畑など、島特有の景観が楽しめます。また、陸奥国の総鎮守として建立され信仰を集めた志波彦神社・鹽竈神社は、今でも海とともに生きる塩竈市民の心のよりどころであるとともに、氏子三祭と呼ばれる帆手祭、花まつり、塩竈みなと祭が行われています。
宮城ブロック協議会最大の運動発信の場となる宮城ブロック大会では、長き歴史を経て形成された塩竈市の伝統や文化、食、自然など数々の魅力を参加する皆様に再認識いただく機会とします。また、行政や民間企業、学校機関等、関係諸団体とのオープンイノベーションを通じ、未だ眠る地域資源を掘り起こし革新的な価値を創造することで、市民の郷土愛を育むとともに、地域と経済の発展につなげる機会とします。
故郷の将来のために、県民の地域貢献意識と、課題解決に向け果敢に挑戦する意欲を向上させるとともに、多角的な意見を集約し新しい価値を創出します。そして、皆の知恵を結集し、どんな課題も乗り越えられる持続可能なまちづくりのモデルを構築し、塩竈市にとどまらず、県内各地へと広く発信することで、宮城県が直面する人口減少問題の解消や交流人口拡大の推進へつなげ、誰もが挑戦できる持続可能な宮城を実現します。

【大会名称】
公益社団法人日本青年会議所東北地区宮城ブロック協議会
第49回宮城ブロック大会in国府津(こうづ)のまち塩釜

■大会名称選定理由
 大会名称は、大会の位置付けとその歴史の深さを明確にするため、主催者及び大会回数と従来の名称を表示致します。塩竈市は多賀城市に陸奥国の国府が置かれた際に、城下町を支えたのが津のまちであるという歴史観を、この大会を通して塩竈市民をはじめ県民に認識していただきたいという想いと、古の想いを現代、そして未来へと引継ぎたいという想いを込め、上記名称を選定致します。

【スローガン】
Stand up宮城
~新たな価値を求め、未来へ出航~

■スローガン選定理由
明るい宮城を実現させるためには、未だ発掘されていない地域資源に新たな価値を見い出し、郷土愛を育む必要があります。今こそ県民一人ひとりが立ち上がり、未来を見据え飽くなき挑戦を続けるという強い覚悟を表現したいという想いから、上記スローガンに選定しました。

【開催日】
2019年6月29日(土)

■開催日選定理由
例年、塩竈市では3月に帆手祭、4月に花まつり、7月に塩竈みなと祭が塩竈市の氏子三祭として開催されます。6月だからこそ体感できる塩竈の魅力を認識いただきたいため、この日を選定しました。